冬になって寒い季節になってくるといつも思い出す言葉は、自分が坐禅を始めて間もない頃のことですが、自分は背を真っ直ぐに伸ばして坐っているつもりでしたが、坐禅中に警策を持って廻っている雲水さんが来て、背が曲がっていると背を直してもらったことがありました。

それから、坐禅中集中力などなかったりすると、自然に背中が丸くなっていることに気付き、あわてて顎を引いて頭を天井を突く様な気持ちで背を伸ばすことが度々あります。

或いは、町など出て歩いているときなど、店のウインドグラスが鏡みたいになり、自分の姿が映り、背を丸めている自分がそこに映っていて、あわてて背を伸ばす今日このごろです。