「どこへゆくべえ」秩父道標夏の雲
峰雲や秩父農民一揆の碑

源蔵寺にて四句
亡き師の偈一つ懸けある夏座敷
端座せる一炷の間を雷止まず
襖絵の墨蹟淡し雷一過
雷一過あとの法話のみづみづし

はつ夏の一輪挿しや宿の隅
蒟蒻が山の刺身よ夏料理
円座して生死のはなし遠蛙
道友と翠風を乗せ舟遊び
長瀞や難所涼しき波かぶる
長瀞の夕べ燕がブーメラン
目の力抜き万緑に染まりけり源蔵寺にて四句
亡き師の偈一つ懸けある夏座敷
端座せる一炷の間を雷止まず
絵の墨蹟淡し雷一過
雷一過あとの法話のみづみづし