翠風講ニュースレター11号 平成17年(2005)9月発行

目 次

〇 御垂示  
  河頭に水を売る・・・・・・・・・・・・・余語翠巌

〇 寄稿文集
  1.秩父行 十三句  ・・・・・・・・・古川和子
  2.感じたままに・・・・・・・・・・・・白川正信
  3.東欧の春・・・・・・・・・・・・・・菊地豊
  4.日々断片・・・・・・・・・・・・・・小松勝治
  5.「ブッダとそのダンマ」を読んで・・・平井満夫

1.河頭に水を売る 余語翠巌

御垂示 古語に「河頭に水を売る」というのがある。濁り川のほとりできれいな水をうるということではない。古語に「河頭に水を売る」というのがある。濁り川のほとり...

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寄稿文集 秩父行十三句   古川和子

「どこへゆくべえ」秩父道標夏の雲峰雲や秩父農民一揆の碑源蔵寺にて四句亡き師の偈一つ懸けある夏座敷端座せる一炷の間を雷止まず襖絵の墨蹟淡し雷一過雷一過あとの法話のみづみづし...

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感じたままに 白川正信

禅とは何かについて前稿にて少し書きましたが、今読み返してみると、これは禅以前の話でした。今年に入って(二月から八月にかけて)いろいろな事が私の身の回りにありました。一番私の心に響...

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東欧の春 菊地豊

東西に分断されていたベルリンからドレスデン、プラハ、ウイーンを旅行してきました。ベルリンは初めて訪れる町でとても期待してベルリン空港に到着しました。ベルリン空港に到着して...

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「ブッダとそのダンマ」を読んで 平井満夫

我々日本人は釈尊の教えを中国から漢字で学んでいる。このことが我々の理解を余計に難しくしていないだろうか。例えば、般若心経に何度も出てくる空とか無という概念は非常に難解である。然ら...

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