仏教
悟るとは一体どういうことであろうか。迷うとはどういうことであろうか|迷中又迷
寄稿文「迷中又迷」 平井 満夫 東京世田谷区上野毛の五島美術館に愛染明王の像が展示されている。平安末期の仏師運慶の作で、眼を大きく見開き髪の毛を逆立てた憤怒の形相をした迫力のある像である。その解説によると愛染明王とは愛欲 […]
笑うも泣くもみな人生のかざり 余語翠巌|翠風講ニュースレター 第16号
御垂示 笑うも泣くもみな人生のかざり 余語翠巌 私は愛知県の奥の鳳来山という山の裏にあるお寺の生まれですが、五つのときに住職の父親に死なれました。ところが昔のことで、寺におられぬことになり、母親と一緒にあっさり放り出され […]
天地いっぱいのいのちを生きる 平井満夫|翠風講ニュースレター第42号
天地いっぱいのいのちを生きる 平井満夫 昨年の夏は殊の外暑かった。それにコロナ禍で外出自粛。そんな中で私は出来るだけ自宅の近くを散歩することで気分転換をはかった。自宅のある横浜の西の郊外は起伏の多い所である。谷あり丘あり […]
ガンダーラの釈迦像に魅せられて 平井満夫|翠風講ニュースレター第17号
ガンダーラの釈迦像に見せられて 平井満夫 お釈迦様は本当のところどんなお姿をしておられたのであろうか。仏壇の奥に鎮座まします菩薩の様なお姿ではなくて、もっと人間的なお姿を見てみたい。そんな願望を持つのはあながち私のみでは […]
ブータンに旅して 菊地豊|翠風講ニュースレター第20号
ブータンに旅して 菊地豊 2010年1月8日よりヒマラヤの小国ブータンに旅行する機会に恵まれました。ブータンは中国とインドの間に位置しているため両大国からの小国に対する脅威を感じ、長年鎖国政策を取ってきました。1950年 […]
ウエルズの仏教観 平井満夫|翠風講ニュースレター第18号 平成21年(2009)1月発行
ウエルズの仏教観 平井満夫 H.G.ウエルズ[H.G.Wells(1866-1946)]と言えば英国の著名な歴史家で、その著書「世界史大系」(The Outline of History)はその代表作であるが、最近はあま […]
生きていてこそ仏(ほとけ)平井満夫|翠風講ニュースレター第9号 平成16年(2004)9月発行
生きていてこそ仏(ほとけ)平井満夫 「宗教というものは学問とは違う。あんた自身はどう思うかというのが宗教だ。キリスト教ではこう説いています、仏教ではこう説明します、ということではないのだ。あんた自身の心にとってどうなんだ […]
死んだら何処へ 平井満夫|翠風講ニュースレター第23号 平成23年(2011)9月発行
死んだら何処へ 平井満夫 今年の翠風講の総会、話し合い法座でこんな興味深いやりとりがあった。「先日、あるお葬式で納棺の儀を終えたところで孫から『人は死んだら何処へ行くの?』と聞かれ『新しい旅立ちなのよ』と答えたものの、実 […]