古語に「河頭に水を売る」というのがある|濁り川のほとりできれいな水をうるということではない。河頭に水を売る 余語翠巌|翠風講ニュースレター第11号 平成17年(2005)9月発行
河頭に水を売る 余語 翠巌 古語に「河頭に水を売る」というのがある。濁り川のほとりで、きれいな水を売るというようなことではない。水はきれいなものという時代のことである。誰もお金をつかって買うものはいない。無駄事である。余 […]
人はそれぞれ何かの価値を求めて人生を営んでいる|御垂示 格外の風光 余語翠巌 翠風講ニュースレター第42号 令和3年(2021)発行
格外の風光 余語翠巌 私共が今生きている世間にはさまざまな価値があって、人はそれぞれに何かの価値を求めて人生をいとなんでいる。お金を尊いと思い、芸術に至上の価値を求め、道徳的に立派であろうと思い、それらが入りくんでいろい […]
ミレーの「晩鐘」について 信仰そして禅の道を説いています|禅の道 初代講元 藤田彦三郎 翠風だより第85号 昭和47年3月発行
禅の道 初代講元 藤田彦三郎 有名なフランス画家ミレー(1814-1875)の画いた「晩鐘」も同じ處ではないでせうか。大空のもと天地自然の営みは一時の休みなく続けられて居ります。一日の勤労を終え西の彼方に夕陽が沈む時何処 […]
春は枝頭にありて十分|御垂示 余語翠巌 ニュースレター第44号より
求道者(ぐどうしゃ)と言われる人が、最後はそんなことせんでもよかったんだなあということがよく分かると言ったという話がよくあります.馬鹿げた話だと思うが、ずうっとやってこなければ分からんというのだから、これまた始末が悪いの […]
独住第19世石附周行真如台老師は当山を9月4日退董され、曹洞宗大本山總持寺に貫首として入山されます
独住第19世石附周行真如台老師は当山を9月4日退董され、曹洞宗大本山總持寺に貫首として入山されます。尚、10月18日(月)入山式礼の儀を執り行われます。 詳しくは、曹洞宗大本山総持寺のホームページをご覧ください。http […]
「禅戒抄」禅というのはどういうことか?| 余語翆巌著「禅の十戒」
禅というのはどういうことかというと、一大事因縁とかいろいろ説明かありますが、前々から申してきたように、この説明でいきますと、天地法界のいのちのことを言うのです。それを禅といい、戒と名づげると書いてあります。ですから戒とい […]
万法(まんぼう)に証せらるる 平井満夫
かねてから一度は行ってみたいと思っていた吉野山を訪れてみた。昨年十一月のことである。大阪天王寺から近鉄吉野線の特急に乗ると約1時間半で終点の吉野に着く。辺りは山に囲まれて紅葉が美しい。幸い雲一つ無い好天気である。ロープウ […]