翠風講

寄稿文集 平井満夫
仏誕生 お釈迦さまは仏教を説かれた、キリストはキリスト教を説かれた 平井 満夫

  大雄山最乗寺の本堂に参拝しようと正面の階段を上がって行くと、本堂の左右の柱に掛けられた縦長の大きな木札が目に入る。 元山主独住第十八世余語翠巌老師が大書された「仏誕生」と題する大智禅師の偈頌(げじゅ)である。老師が亡 […]

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お知らせ
曹洞宗の古刹である蕃松院は田口城跡の麓にあります。大雄山最乗寺の新しい山主の菩提寺です。

曹洞宗の古刹である蕃松院ばんしょういんは、田口城跡の麓にあります。新しく小田原の大雄山最乗寺の山主になられた増田友厚老師の菩提寺です。このお寺には、武田信玄・勝頼に仕えた後、徳川家康の支援のもと佐久地方の平定を目指してい […]

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お知らせ
4年ぶりに新春総参拝が3月17日(金)大雄山最乗寺で開催されました。

令和5年3月17日(金)大雄山最乗寺において令和5年度の新春総参拝を行いました。コロナ渦で4年振りの開催です。講員5名と特別参加3名の合計8名が参加しました。

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寄稿文集 平井満夫
なんとはなしにお山へ|日曜参禅会から発した全国区の講|翠風講は昭和58年に結成されました。

前講元平井満夫さんが2009年大雄山の雑誌「大雄」に投稿した記事です。 なんとはなしにお山ヘ 日曜参禅会から発した全国区の講 今回は, 前号「道了尊と私」でご紹介した平井満夫氏が講元を務める翠風講である。講の総会にお邪魔 […]

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寄稿文集 平井満夫
悟るとは一体どういうことであろうか。迷うとはどういうことであろうか|迷中又迷

寄稿文「迷中又迷」 平井 満夫 東京世田谷区上野毛の五島美術館に愛染明王の像が展示されている。平安末期の仏師運慶の作で、眼を大きく見開き髪の毛を逆立てた憤怒の形相をした迫力のある像である。その解説によると愛染明王とは愛欲 […]

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御垂示 余語翠巖
笑うも泣くもみな人生のかざり 余語翠巌|翠風講ニュースレター 第16号

御垂示 笑うも泣くもみな人生のかざり 余語翠巌 私は愛知県の奥の鳳来山という山の裏にあるお寺の生まれですが、五つのときに住職の父親に死なれました。ところが昔のことで、寺におられぬことになり、母親と一緒にあっさり放り出され […]

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寄稿文集 平井満夫
天地いっぱいのいのちを生きる 平井満夫|翠風講ニュースレター第42号

天地いっぱいのいのちを生きる 平井満夫 昨年の夏は殊の外暑かった。それにコロナ禍で外出自粛。そんな中で私は出来るだけ自宅の近くを散歩することで気分転換をはかった。自宅のある横浜の西の郊外は起伏の多い所である。谷あり丘あり […]

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寄稿文集 平井満夫
ガンダーラの釈迦像に魅せられて 平井満夫|翠風講ニュースレター第17号

ガンダーラの釈迦像に見せられて 平井満夫 お釈迦様は本当のところどんなお姿をしておられたのであろうか。仏壇の奥に鎮座まします菩薩の様なお姿ではなくて、もっと人間的なお姿を見てみたい。そんな願望を持つのはあながち私のみでは […]

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