寄稿文 日々断片 小松勝治

▼『長津田大林寺参禅記』
一月八日土曜日朝六時止静の土曜坐禅会に参加した。五百羅漢の前に少し高い坐禅の単が有る。普通の寺院でこんなに環境が整った坐禅堂は珍しい。止静後しばらくして住職の短い提唱があった。提唱に曰く『住職、永平寺時代修行僧は坐禅をして作務をするそれでおしまい』久しぶりにわかり易い提唱を聴いた。そして雪の時期は雪掻きをする。二メートルも積もる雪は一人ではどうしようもないが大勢でやるとそれが出来る。そんな話である。大衆の威神力のことであろうか。

▼坐禅抽解後本堂で朝課が有る。
この時参加者全員の名前を読み込んで『先祖亡諸霊回向門文』を唱えて呉れる。その後 全員焼香をして朝課が終わります。本堂を去るとき住職の曰く今日は七時過ぎから少年野球チームの坐禅会があるとのことでとした。

▼コロナがなければ第二土曜日は会場を綺麗な庭が見える客室に移して茶話会が有る。この会には娘家族四人と私の五人で参加して当時小学生の孫もこの坐禅会が気にいったようである。身近にある坐禅堂を大事にしたい。関連して十年前のに男のお茶会を発願して昨年結願した。今度は禅茶一如の坐禅とお茶を同時に出来ればと考え始めました。その節は講員のみなさんぜひご参加下さい。
令和四年正月寒中にしるす。

鈴木副講元叙勲の記
翆風講の鈴木茂善さんが昨年叙勲されました。鈴木さんおめでとうございます、内容は瑞宝単光章で、昨年コロナ禍でお祝いの集いが出来なかったので、今年の一月二十五日に記念撮影とお祝いの集いがあるそうです。今度 翆風講の集いがあるときに賞状と勲章を拝見したいと考えております。鈴木さんのモーニング姿の写真を拝見し皆さんと盛大にお祝いしたいものです。尚、鈴木さんはご両親も翆風講の講員でした。そしてお父様も生前に叙勲されております。
一言お祝申し上げて皆様にご披露いたしました。本件鈴木さんはあまり大袈裟にしないでとのことでしたので控えめにお知らせいたしました。
令和四年正月寒中にしるす。