我が闘病記 菊池 光彦
7月16日(水)夕刻体調の変化を自覚して、友人に助けられながら、神田から救急車で新橋の慈恵医大に入院した。検査の結果軽い脳梗塞と診断。
7月28日(月)上板橋の竹川病院に転院。本格的なリハビリを開始。家族や友人知人の励ましに支えられながら不自由な指で、携帯でこの原稿を打ち始め平井さんに投稿。不自由な身にはキーを押せば文章になる携帯は便利な文明の利器と感謝しながら書いている。この原稿も身体と心のリハビリになっております。
翆風講の講員には俳句、和歌、連歌、漢詩の愛好家がいらっしゃるようです。まったく詩の道には素人ですが、これからはライフワークの野球の審判も難しくなると考えて、病床から『翆風講ニュースレター』編集発行の平井講元さんに感謝しながらこの一文を投稿致しました。
このニュースレターが発行される頃にはリハビリが進んで、今より相当快方に向かっていることを信じて詠んだ詩二首。
梅雨明けに脳梗塞で入院し 人生回顧わが身を知る
慈恵医大病院にて
脳梗塞 天が与えた休暇かな 竹川病院にて
一日も早く元気になり皆様とお会いできる日を切に願いながら。
二〇一四年七月三十一日まとめ 竹川病院にて
八月五日 更に続けて竹川病院で詠んだ詩三首。
我が身にも脳梗塞という大地震
季語が無いから川柳か?
外は猛暑 内はリハビリ蝉の声
リハビリで指が動いたこの感動
この句も川柳か?