いつか気付く時がある  関根章雄

今年七月二十九日(日)のNHK教育テレビ「心の時代」で禅僧トーマス・カーシュナーさん(アメリカ)のお話が印象に残った。

「或る時、今まで自分が鏡だと思っていたのが窓になった。鏡は自分しか映らない。それが外の世界に向けられて、鬱(うつ病)が治った」のだそうだ。

何事につけても、ニッチもサッチも行かなくなり、行き詰まったとき、自分は神に任すしかないと思った瞬間、そういう心境になったという。その後、発心し、大谷大学に進学し、三十一歳で建仁寺(京都)の修行僧になったという。

今夏の夏期禅学会で後堂の山田順一老師の「いつか気付く時がある」とおっしゃったのも、正にこのことを示しているのだなあーと、つくづく思いました。

(平成一九年八月二十二日記)