日々断片 愚勝道

今年の年賀状を整理した。五十音順の住所録とは別に年賀状は翠風講等のグループ分けして箱に入れてインデックスして最新住所録として活用する。そのなかに琴線に触れる便りがある。日々やり取りするメールのなかにもキラリと光る文書がある。今回はそんな文書を紹介します。 昭和四十九年から続いている、親睦会があります。五十五歳から七十歳の会員は十一人で年数回集まる、発足当時同じ職場で働いた仲間です。会員は全員パソコンを持っていて『お花見』『暑気払』等のご案内から会計報告写真まですべてパソコンで済ませます。行事の後は暫く楽しかった幹事さん有難うメールが行き交います。その中に若手のТMさんから下記のメールが届いた。 幹事さん&メンバーの皆さん  ТMです。昨日はご一緒させていただき誠にありがとうございました。みなさまからパワーを頂きお陰様で活力が出てきました。これで暑い夏が乗り切れそうです。 今日は朝から捜し物で一人騒いでいます。毎日がこう言う状態です。これがだんだんひどくなるのでしょうね。先日もスーパーのレジで並んでいますと前のおばあさんがなにやらごそごそしています。そのうち財布がないと言い出しました。その方は私に先に行ってくれと言いましたが「大丈夫ですからゆっくり探してください」と言って待ってました。その人が私の方に振り返って曰わく「毎日こうなんです」。しばらくすると別のバッグの奥の方から出てきました。 私の日常を見ているようで私は決して笑えませんでした。一つ救われたのはその方が特に悲観した様子もなく私にお礼を言って笑いながら帰って行かれたことです。(着信七月十一日) 以上がTMさんのメールです、読んでいると私にも思い当たる所があり、ひとごとではありません。皆さん探し物がさっと出てくる良い方法が有りましたら、今度お逢いしたときに教えてくて下さい。

平成十八年八月