日々断片 愚勝道

平成十五年十二月二十一日(日)快晴 翠巌忌

小田急線新松田駅上空にパラグライダーが二十機前後舞っている。講元さんと

十一時墓前集合を約束して、その時間に合わせて。JR横浜線長津田・小田急線町田・と乗り継いで新松田から関本行きのバスにのる乗る、通い慣れたコースである。

このコースは嘗て講元さん・石井重夫さん・菊地豊さんたちと同行した道です。新松田駅の跨線橋から見える富士山は格別でここから何度かカメラのシャッターを切ったことです。最近はこの跨線橋も通路を囲って窓をつけたので、富士山は見づらくなりました。その分バスに乗ってからの富士山は又格別です。

バスのフロントガラス一杯に見える真っ白い富士山の景色はいわく言いがたしである。ここ数年翠巌忌は雨だった、今年の翠巌忌は快晴でついていた。関本でバスを降りてタクシーで恵山に向かう。昨年は恵山がお休みで十八丁目茶屋まで桑原老師に車に乗せて頂いた。今年は恵山が開いていた。皆さん墓前に出かけらたと恵山の方にお聞きして定刻を少し遅れて、墓前に着く。金釜雲巌老師・丸山劫外老師・桑原正寿老師及び平井講元さんをはじめ武田さんご両人・小松順子さん・劫外さんのお母様・等いつものメンバーがそろって読経が始まるところでした。般若心経・参同契・宝鏡三昧を上げさせて頂き、大本山総持寺副貫首・大雄山最乗寺独住第十八世・瑞光寺二十三世様の墓前供養を無事厳修。墓前での桑原正寿老師の座具を地面に広げての五体倒地の参拝は心に残りました。機会がありましたら桑原老師のお寺さんにお参りして、御前様のお話をお伺いしたいものである。

桑原正寿老師は静岡県榛原郡の大興寺さんのお坊様で余語翠巌老師様の十六番目のお弟子様で最年少の方です。恵山で桑原老師様と講元様と御前様の思い出話をしながら熱燗一本・恵山そば・恵山特製の甘酒を御前様にお供えしてそのお供物を頂戴しながら、御前様のことを偲んで、平成九年臘月二十一日以来七回目の御前様のご供養を無事終えて、武田さんご両人・講元さん・私の四名で竣工したばかりの山門を参拝して下山した。

平成十六甲申歳元旦 暁天坐禅後